一番気になるのはストーリー

貞子VS伽倻子、楽しみにしている人は多いはずだ。興行収入とかそういった経済的な面も然ることながら、やはり映画見てその良し悪しを判断されなくてはならない。現在のところ、主演にはモデル・女優として活躍している『山本美月』さんを迎えてだが、正直待っている結末に彼女が劇中で死亡する姿しか思い浮かばないのだが、それは良いとしてもだ。キャストなども気になるところだが、肝心なものといえばこの作品が一体どのような内容で展開されるかが一番の肝でもある。

貞子と伽倻子ではわかりにくい、そもそもキャラクターだけ知っていて登場した映画の名を知らないという人もいるかもしれません。改めて説明すると貞子は映画『リングシリーズ』で、90年代に鮮烈として登場した稀代の名ホラー映画として当時の人々に恐怖を植えつけた代表的なホラー映画として知られている。そして伽倻子こと佐伯伽椰子が登場するのもまた映画『呪怨シリーズ』となっている。こちらもまた登場時にはかなり話題を伴った作品でもある。ただ内容の質もそうだが、リングとはまた違った方向性で繰り広げられている物語の狂気性は、初見で見た人の心臓をガチで止めかねない勢いだ。

どちらもホラー映画として有名で、現在でも日本の代表的なホラー作品は何かと尋ねられたら真っ先に出てくる模範解答めいている。どちらの作品も最終的には人を呪い殺すわけだが、そもそもの呪いに対する質や人気の原動力も微妙に異なっている。また作品がいつから公開されていたのかといった、そんな部分も違っている。

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映画史に残された傑作ホラー映画

『傑作』という言葉をこれほど使うホラー映画もないでしょう、本来なら良い意味で使いたいところですが恐怖を堪能するならこの二作品は外せません。海外のホラー映画とは違って、日本のホラーは『静から突如としてやってくる恐怖』といわれ、海外の『圧倒的な効果音と迫り立ててくる迫力による恐怖』とは相反するものだ。日本ならではのオリジナリティ溢れるホラー映画であるリングと呪怨、ある種古き良き時代に作られた名作とも言えるかもしれません。

そんな映画だが、これまで発表・公開されてきた歴史については少し異なっているので、まずそこから紹介していこう。

リングシリーズ、その歴史

年月 作品名
1998年1月 リング
1998年1月 らせん
1999年1月 リング2
2000年1月 リング0 バースデイ
2012年5月 貞子3D
2013年8月 貞子3D2
記録としては

リングシリーズはこの他にもテレビドラマでも公開されていますが、今回は映画のみに焦点を当てています。みてもらうと分かるように、これまで映画となった作品は6作と意外に少ない。しかもだ、リングの正式な続編である『らせん』について知らないという人もいるでしょう。当時はこの2つを見てこその話でしたが、貞子の存在感があまりに人気が出すぎた故にリングにて貞子が活躍(?)する作品に焦点が当てられた。

物語は2000年公開のリング0 バースデイにて完結していますが、その後は待望の続編として貞子の名を関して現代に蘇った。下手をしたらリングという映画タイトルを知らない人もいるかもしれませんね。

呪怨シリーズ、映画史としての記録

年月 作品名 媒体
2000年 呪怨 ビデオ(劇場未公開)
2000年 呪怨2 ビデオ(劇場未公開)
2003年1月 呪怨 劇場公開
2003年8月 呪怨2 劇場公開
2009年6月 呪怨 白い老女 劇場公開
2009年6月 呪怨 黒い少女 劇場公開
2014年6月 呪怨 終わりの始まり 劇場公開
2015年6月 呪怨― ザ・ファイナル ― 劇場公開
巷で話題だった

呪怨シリーズの始まりはリングシリーズが登場してから2年後にて、その名が市場にて広がります。それ以前から発売されていたのではとも情報はありますが、実のところ劇場未公開で発売されたビデオ版は恐ろしいほど売れなかったとも言われている。ですがその内容があまりに怖いと評判が集まり、いつの間にかその声は制作陣が予想していなかったほどに高まった。結果、売れないB級映画で終わるかと思われた呪怨が、2003年にて劇場公開作品として登場してからの躍進ぶりは上記のとおりとなります。

映像化した作品数では呪怨のほうが多く、リングと違って関連作品が作られるまでの間もさほど空いていません。そう考えると00年代におけるホラー映画の定番と言えば呪怨を連想する人が多いともいえる。

涼しくなる話

作品の歴史としても

二作品とも今から15年以上も前に制作されたことから始まり、それはこれまでに制作された邦画史において揺るぎないホラー映画として刻まれています。今後この作品を超えるようなホラー映画が登場する可能性もありますが、リングに至ってはあと数年で20年間で有名すぎるホラーキャラクターとしての地位を不動のものとするでしょう。対して呪怨も真面目に怖すぎて見ていられないホラーとしてのブランドも、固定されている。

映画化が決まって物凄い騒ぎたてられているのは、こうした歴史を鑑みての妥当な反応なのです。